「背番号は１５を下さい、笑。」

その場がドッと笑い声に包まれる。そう、レジェンド黒田氏の永久欠番である。
そして、そのオチもきっちりつけるところが、新井さんらしい。
そこに居るだけで場が明るくなる。実は結構重要な要素だと思う。
これは、皆が持ってるものじゃないので、チームの雰囲気も様変わりするだろう。

昨日の新井監督就任会見は、多くの報道陣とカメラに包まれていた。
淀みなく答える新井さん。監督依頼を受けどれくらい考えたのか？という質問に
一度他球団へ出て行った人間を復帰させ、３連覇まで経験させて貰った。
そんな自分に選択肢はない、と新井さんらしい答え。
覚悟は既に決まっている。

新井さんが大好きな友人は、負ければ叩かれる立場になる彼を見たくない、と
言っていた。そうだよね、勝たなければ容赦ないバッシングが飛ぶ。
まあ、それがプロ監督の仕事であり、責任である。
雰囲気がいいから勝てる、という程プロは甘くはない。

ここまで崩壊してしまったチームを１～２年で立て直せるかは未知。
野村謙二郎氏がタナ・キク・マル、と呼ばれるまでに育て、緒方氏が
監督になり鈴木が育ち、黒田＆新井がカープに戻り、、、、
連覇した２０１６～２０１８年は奇跡の巡り合わせだった。そう言う意味で
新井さんは強運の持ち主ではある。

２軍で燻っている若手を新井新監督が
どれだけ引っ張り上げる事が出来るか、にかかっていると思う。
一昨年大ブレークした林も、コロナ禍で急遽１軍へ上がり活躍したので
それが無ければ、塩漬けだった可能性は大。再び１軍へ呼び
我慢して３塁へ固定し使い続ける勇気があるか注目です。
末包と同様に長打力の選手になる可能性あると思うけどな～～～～
上手く育てられない打撃コーチの責任だと思うけど。

チームの過渡期に差し掛かっているんだから、簡単ではないだろうな。
新井監督と共に、ヘッドコーチが誰になるのかが重要です。
１１月に入ってもまだ決まるかどうか・・・と鈴木球団本部長の返事は曖昧。
日本シリーズが終わって水本氏を招へいするのでは？という憶測も飛ぶ。

１～２軍含め、コーチ・スタッフ陣の入れ替えも非常に重要ですよ。
若手が育ってないって、２軍コーチ陣何やってんの？って話です。

とにかく、口で言う程簡単ではないと思いますが、
新井新監督には期待しかありません。いいチームを作って欲しい。