yuukaのブログ

日々のこと

ドラマのリアル

架空の話がリアルなのは、脚本とキャスト陣の演技力。


最高の教師。
先週の加藤清史郎くんの演技に胸が詰まった。
きっと、こういう歪んだ思考でいじめは始まる。勇気のない者は
それに追随する、、自分がいじめられない為に。


凄く印象的だったのは、前半の方で二人組の男子が群れからハブってくれと
土下座して哀願した場面。群れる事が最大の目的であるはずの仲間から
どうぞ、仲間外れにして下さい、と言われた時の、面食らった清史郎くんの演技。
先週、その時の心境を涙ながらに語っていた。見事な伏線の回収。


外される事を恐れるあまり、いけない事だと分かりながら加担する。
集団行動を強いられる日本の教育の盲点。個が育たない教育は限界で
豊かな人材が育つはずがありません。
勇気を出してそこから外れれば違う世界が待っている。
そこに一人でも同じ考えの相棒がいれば。。。


1話毎にとても考えさせられる。
親も教師も大人も、本気で子供と向き合わないと、子供がついてくるはずない。
子供は大人をよく見ている。


九条先生(松岡茉優)が相楽(加藤清史郎)の家へ
乗り込んで行った場面からが凄かったな~~
仏壇の前で、鵜久森叶(芦田愛菜)に謝り号泣するシーンはリアルすぎて
何度見ても泣けてくる。吉田羊も素晴らしい。


一方で、1話に1億円?かかってると噂のVIVANT。
豪華キャスト陣を見れば、ギャラだけでも相当な額でしょうな。
堺雅人の久しぶりの連ドラは見たいなと思ったけど、荒唐無稽なストーリーに
全く感情移入できず、昨日ダイジェストの特番?を見ても、何だかサッパリ。
廻りに見ている人がとても多く、何で?見てない?と責められた(笑)


感性は人それぞれで、こういう類のドラマに全く興味がない。
いや、もっとシンプルで良くね?逆に普通のドラマなら見れていたかも。
キャストが豪華すぎて話がドンドン膨らむ。そして、説明台詞が長くなる。
昨日の放送回は、確認事項があり録画を見返しましたが、、、
まあ、役所広司さんの説明台詞の長い事よ・・・・


こういうのがダメなんです。無理があると言うか、辻褄合わせになるでしょ?
途端に白けるし、面白くなくなる。


同じく、最高の教師も架空の話なのに、そのクオリティーの違いは一目瞭然。
私、感情移入出来ないドラマに、そもそも関心がありません。


福澤監督(TBS)の作品は、中居くん主役の白い影・砂の器は
凄く評価していますが・・・(DVDも持っている)
ちょっと、大仰になり過ぎてませんかね、最近のドラマ???笑。
半沢直樹くらいから?いや、もっと前から、そんな感じが拭えない。


友人に責められるけど、、いや、ごめん。これは無理っす(笑)