yuukaのブログ

日々のこと

凄み

草彅剛の演技には、いつも引き込まれる。 
最早、凄みすら感じます。


罠の戦争。
先週の応援演説のシーンで鴨井大臣の子供が息子だと分かった瞬間に、
えっ、犯人かも?と思ったのは私だけではないだろう。


本当のダークホースは鴨井大臣という事実に痺れる展開。
人間は権力を手に入れた瞬間に、何でも自分の
意のままになるものだと勘違いする厚かましい生きもの。


大臣の名刺一つで銀行の融資が通ったり
総理大臣の名を出せば、監視カメラの映像も簡単に手に入れられる。
そりゃ、便宜を謀って欲しい輩が群がる訳だ。


しかし、幹事長ってあんなに力があるんだ?ある意味総理より上じゃん。
鶴巻(岸部一徳)が本当に怖くて憎き政治家に見えるし
片平なぎさが本物の女性大臣に見えてくる。所作とか研究しているな~。


ツヨポンもそうだけど、演じる役にリアルに寄せる事が出来る人が優れた役者。
役に感情を乗せることと自分が感情的になる事は似ているようで、全く別。
そこの演じ訳が出来てこそ一流と言うものだ。


草彅剛も、そういう名優たちと堂々と肩を並べるその域に入ってきた。
その存在感たるや圧巻です。