yuukaのブログ

日々のこと

今さら『逃げ恥』

お正月2日に放送されたドラマ’逃げ恥・新春SP’
連ドラが面白かったので、少しマンネリ感は否めなかったけど、面白かった。
みくりと平匡の入籍・妊娠・出産からコロナ禍までを描き切っていました。


さすが野木脚本。言いたいことはきちんと随所にある。


逃げ恥の野木脚本で印象的な、百合ちゃんの台詞’呪い’’について。
女だからこうしなければ、とか、男らしくとか、、、、それらは全て勝手な妄想。
この呪いのような妄想・言葉によって世の中本当に息苦しい。


逃げ恥SPで言えば、男が育休なんて、、という妄想。
男がよく使う手伝う、、、という言葉。育児は男女問わず二人で協力するもの。
そして、男だから弱音を吐いてはいけない、、とか。男だって泣きたくなるようなことは
たくさんある訳で。。。


育児・家事全般は女性の役目とか。会社で言えばお茶くみこそあまりもう見ないだろうが、
実際お茶制度を撤廃したのも10年そこそこ。未だビル内では大人数分の
湯呑を給湯室で洗っている女性を見かける。
実際、うちだって社内の整理整頓やコピー用紙の出し入れなどの力仕事。
ゴミ出し、、、等など。お願いしないと男性は一切やらない。
これも、雑用は事務職(女性)の仕事だ、、という妄想からくるもの。


誰がやったっていいし、寧ろ言わずともやれと。そう言う事が日本人には
とにかく欠けている。仕方ないよな~~~DNAレベルの話なのかもしれんしな。
それが小さい廻りの事から、日本の国全体にまん延している息苦しさ。
政治の世界のアレコレ。女性が活躍する社会、、とか大看板を掲げるナンセンス。
いちいち言わなくても、そういう世の中じゃないといけない訳で。
もう十分、いろんな分野で女は頑張ってんだよ!!!これ以上まだやれと?
と毒付いたよね(笑)



野木さんの書くドラマはいちいち、そういう事を改めて考えさせられる。
それを押しつけがましくなく、さりげなく台詞で吐かせたり、描いたりする。
他所の国の話じゃないぞ。今、何も出来ていない日本に発している言葉の数々だ。